自分の卒業式の思い出ではなく
先輩の卒業式での甘酸っぱい思い出があります(*'ω'*)
私が小学5年生で先輩が6年生でした。
卒業式の練習が連日続く中だいぶ疲れていました。
そんな時一生懸命に大きな声で呼びかけをしている
ある一人の男の子に気付いたんです。
それがA先輩との出会いでした。
それはもう卒業式まであと2,3日という時で
それから気になりずっと目で追っていました。
そして卒業式当日滞りなく式は無事に終わりました。
その時に私は何だかそのA先輩ともう会えなくなることが
何だか寂しくも感じましたが、まだ子供でしたので
それが恋心だとは気付きもしませんでした。
それから1年経ち、私自身も小学校を卒業し
先輩のいる中学校へと進学しました。
私はうっすらと先輩のことを覚えていましたので
入学してからすぐに探しました。
小さな人数の少ない中学校でしたので
A先輩はすぐに見つかりました。
1年ちょっとぶりに会った先輩はまるで別人のようでした。
男の子の成長期にどんぴしゃ当てはまっていたようで
身長は10cm以上も伸びて声変わりもして
とても大人っぽくなっていました。
その姿を見た時に胸がドキドキ高鳴ったのを今でも覚えています。
それが私の恋の始まりだったのかもしれません。
それからは廊下ですれ違うたびにドキドキして…。
でも接点もないので話す機会もなく通り過ぎると
いつも切なくてがっかりするという日々を2年間送りました。
A先輩が3年生になったときに彼は体育祭で応援団長になっていました。
私のチームではなかったのがとても残念でしたが
一生懸命に大声を出す先輩の姿を見て
3年前のあのときに気持ちが一瞬にして蘇ってきました。
本当に素敵でした。
あっという間に時は過ぎ、また先輩が卒業する季節になりました。
今度は高校へ進学するわけですからこれが本当のお別れになると分かっていました。
どうにか接点を持ちたい、どうにかしなくちゃと気持ちは焦っていました。
もちろん告白なんて出来る勇気はなく
でも周りの子たちが第二ボタンを貰いに行くという話をしていて
そのくらいなら私にも出来るかもしれないと思い
卒業式当日勇気を振り絞って先輩の元へ行こうと決心しました。
いよいよ卒業式当日。
式が終わった後にいつも後輩たちがアーチを作って
先輩たちを送り出すのが私の中学校の慣わしでした。
先輩が私の目の前を通り過ぎていきます。
でもその段階では周りの目もあり何もできません。
どうしようこのまま何も出来なかったらと
私の中で不安がよぎります。
その送り出しが終わった後、丁度先輩が校門のあたりで
立っているのを発見し、今しかないと思い急いで走りました。
「私は2年○組の○○と申します。A先輩ご卒業おめでとうございます!
もしよかったら第二ボタンを頂けませんか?」と勇気を振り絞って言いました。
すると先輩「第二ボタンはまだ辞校式で制服を着るからダメだけど名札だったらいいよ」と
「もちろん、名札でいいです!」と言うと胸に付けていた名札をその場で外してくれて
「これからも頑張ってね」と渡してくれて握手をしてくれました。
大きくて温かい手の感触は今でも忘れません。
私は「ありがとうございます!先輩も高校へ行っても頑張って下さい!」
それが精一杯でした。
帰り道、名札を貰えた嬉しさともう二度と会えない悲しさでいっぱいの私は
ワンワン泣きながら帰ったのを覚えています。
あれから十余年経ちましたが、その名札は今でも私の机の引き出しの中に大切にしまってあります。
告白は出来なかったけど、勇気を出して先輩と話せて
名札を貰えただけで私は良かったと思っています。
今でも素敵なそして甘酸っぱい思い出です。
きっとこんな思い出が毎年繰り広げられているのでしょうね。
長文ですみませんでした( ;∀;)
先輩の卒業式での甘酸っぱい思い出があります(*'ω'*)
私が小学5年生で先輩が6年生でした。
卒業式の練習が連日続く中だいぶ疲れていました。
そんな時一生懸命に大きな声で呼びかけをしている
ある一人の男の子に気付いたんです。
それがA先輩との出会いでした。
それはもう卒業式まであと2,3日という時で
それから気になりずっと目で追っていました。
そして卒業式当日滞りなく式は無事に終わりました。
その時に私は何だかそのA先輩ともう会えなくなることが
何だか寂しくも感じましたが、まだ子供でしたので
それが恋心だとは気付きもしませんでした。
それから1年経ち、私自身も小学校を卒業し
先輩のいる中学校へと進学しました。
私はうっすらと先輩のことを覚えていましたので
入学してからすぐに探しました。
小さな人数の少ない中学校でしたので
A先輩はすぐに見つかりました。
1年ちょっとぶりに会った先輩はまるで別人のようでした。
男の子の成長期にどんぴしゃ当てはまっていたようで
身長は10cm以上も伸びて声変わりもして
とても大人っぽくなっていました。
その姿を見た時に胸がドキドキ高鳴ったのを今でも覚えています。
それが私の恋の始まりだったのかもしれません。
それからは廊下ですれ違うたびにドキドキして…。
でも接点もないので話す機会もなく通り過ぎると
いつも切なくてがっかりするという日々を2年間送りました。
A先輩が3年生になったときに彼は体育祭で応援団長になっていました。
私のチームではなかったのがとても残念でしたが
一生懸命に大声を出す先輩の姿を見て
3年前のあのときに気持ちが一瞬にして蘇ってきました。
本当に素敵でした。
あっという間に時は過ぎ、また先輩が卒業する季節になりました。
今度は高校へ進学するわけですからこれが本当のお別れになると分かっていました。
どうにか接点を持ちたい、どうにかしなくちゃと気持ちは焦っていました。
もちろん告白なんて出来る勇気はなく
でも周りの子たちが第二ボタンを貰いに行くという話をしていて
そのくらいなら私にも出来るかもしれないと思い
卒業式当日勇気を振り絞って先輩の元へ行こうと決心しました。
いよいよ卒業式当日。
式が終わった後にいつも後輩たちがアーチを作って
先輩たちを送り出すのが私の中学校の慣わしでした。
先輩が私の目の前を通り過ぎていきます。
でもその段階では周りの目もあり何もできません。
どうしようこのまま何も出来なかったらと
私の中で不安がよぎります。
その送り出しが終わった後、丁度先輩が校門のあたりで
立っているのを発見し、今しかないと思い急いで走りました。
「私は2年○組の○○と申します。A先輩ご卒業おめでとうございます!
もしよかったら第二ボタンを頂けませんか?」と勇気を振り絞って言いました。
すると先輩「第二ボタンはまだ辞校式で制服を着るからダメだけど名札だったらいいよ」と
「もちろん、名札でいいです!」と言うと胸に付けていた名札をその場で外してくれて
「これからも頑張ってね」と渡してくれて握手をしてくれました。
大きくて温かい手の感触は今でも忘れません。
私は「ありがとうございます!先輩も高校へ行っても頑張って下さい!」
それが精一杯でした。
帰り道、名札を貰えた嬉しさともう二度と会えない悲しさでいっぱいの私は
ワンワン泣きながら帰ったのを覚えています。
あれから十余年経ちましたが、その名札は今でも私の机の引き出しの中に大切にしまってあります。
告白は出来なかったけど、勇気を出して先輩と話せて
名札を貰えただけで私は良かったと思っています。
今でも素敵なそして甘酸っぱい思い出です。
きっとこんな思い出が毎年繰り広げられているのでしょうね。
長文ですみませんでした( ;∀;)
スポンサーサイト
Comment
Track Back
TB*URL |
| ホーム |